STATUS QUO: HELLO QUO! THE DEFINITIVE DOCUMENTARY

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STATUS QUOの結成50周年ドキュメンタリー映像作品『HELLO QUO!』を見ました。

本編はデニムを着た爺さんたちがハード・ブギーを演奏するのを2時間半、堪能できます。イギリスの国民的TV番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』に106回出演したという最多不倒記録を持つバンドゆえ、初期からの映像がふんだんに残っており、ライヴ・シーンやインタビューが盛り沢山です。最初の短期間ビートやサイケをやっていたのを除くと、ずっとブギーをやっています。

さまざまなミュージシャンのコメントも収録しており、スコット・ゴーハム(THIN LIZZY)/ブライアン・メイ(QUEEN)/クリフ・リチャード/ポール・ウェラー/ジェフ・リン/ジム・リー(SLADE)/アンディ・スコット(SWEET)/ジョー・エリオット(DEF LEPPARD)/ケニー・ジョーンズ(FACES)/ジンジャー(THE WILDHEARTS)/リッキー・ウォリック(THE ALMIGHTY)/スティーヴ・ディグル(BUZZCOCKS)/リンダ・ノーラン(NOLANS)/ミッジ・ユーロ(ULTRAVOX)が、QUOについて語っています。

ただ、ずっと同じような音楽をやってきたバンドとはいえ、50年のキャリアを2時間半で語ろうというのは無理があり、かなり駆け足になってしまっています。10時間ぐらいにして欲しかったです。 あと、1990年代以降は基本的にアルバムを出した→ツアーをやった、の繰り返しで、それだとつまらないので、「1日6ヶ所でライヴをやった」「小さなパブでライヴをやった」などという、”超ビッグ・スターなのに小会場でライヴを!”みたいな企画が続きます。知らない人が見ると、小さな会場でばかりライヴをやって、落ち目なのでは?…と誤解してしまいそうです。

なお、Special 2-disc Editionには特典映像が3時間ぶん入っています。一時は犬猿の仲となったジョン・コクランとアラン・ランカスターを迎えて4人でジャムをやる映像は、”華のない爺さんが似たような曲をダラダラ40分以上やっている”と言ってしまえばそれきりですが、けっこう泣けます。 あとフランシス・ロッシの世間話が延々と入っています。インタビュアーの質問など耳に貸さず、自分の話したいことを話します。でもそれがけっこう面白いです。あとフランシスが昔一緒にやっていたバンドの婆さん2人と世間話を延々とします。

ブルーレイも出ていて、爺さんのシワをじっくり拝むことが出来ます。

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LOCRIANの新作『RETURN TO ANNIHILATION』全曲断片試聴が来ていました。6月にRelapseから出るそうで、早く全部聴きたいです。タイトル曲にとても期待しています。 LOCRIANといえば『DRENCHED LANDS』が名盤ですが、アマゾンのマーケットプレイスだと19,126円とか199,999円とかふざけた値段を付けている業者がいて、殴ってやりたいですね。discogsだと4ドルとかで売っている人がいるので、そちらで買いましょう。

投稿者:

yamazaki666

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