2007年1月に『EXTREME THE DOJO』で初来日を果たすCELTIC FROSTのバック・カタログが直前の1月11日、日本盤リマスター発売されることになりました。
- MORBID TALES (ビクター VICP-63681)
- TO MEGA THERION (ビクター VICP-63682)
- INTO THE PANDEMONIUM (ビクター VICP-63683)
- VANITY / NEMESIS (ビクター VICP-63684)
- 1984-1992: PARCHED WITH THRIST AND I DYING (ビクター VICP-63685)
怪しくもヘヴィなアンダーグラウンド・メタルの名盤の数々、やっぱり最高ですよ。
サンプルCD-Rを入手したので、『INTO THE PANDEMONIUM』(米Noise NO067-2ux/デジパック盤)と『VANITY / NEMESIS』(東芝EMI TOCP6448)とちらっと比較したのですが、音質は良くなっているように感じました。
さらにK2HDコーディングして、より高音質にするのだとか。
シングル・トラックをボーナス収録したりもしています。
ところでやはり気になるのは『COLD LAKE』が今回リイシューされないことですが、このアルバムのみNoise Recordsがソニーと提携していた契約上の理由なのでしょうか?それとも出来が良くないからなのでしょうか?
ちなみにトム・G・ウォリアーは自伝『Are You Morbid? – Into The Pandemonium Of Celtic Frost』で『COLD LAKE』について「『INTO THE PANDEMONIUM』が難産だった反動で楽しみすぎて、しかもメンバー全員に自由を与えすぎた」と語り、それなりに弁護しながらも、手厳しく斬っています。
「異なった状況下だったら、『COLD LAKE』は良いアルバムになったかも知れない。でも現状では、思い切りのクズだ」(p239)
「『COLD LAKE』が貧弱なアルバムだという事実を恥じているし、お詫びしたいほどだ」(p243)
この自伝、とても面白いので、ぜひご一読をおすすめします。