で、『ウトレンニャ』は『キリストの埋葬』『キリストの復活』という二部構成となっています。
『シャイニング』でおなじみのカンカンカンの曲は、『~復活』のほうに入っている「Ewangelia」という曲です。
あと同じ『~復活』からは「Kanon Paschy」も使われています。
サントラで使われた1973年のマルコフスキ指揮、ワルシャワ・フィル演奏のテイクはPolskie Nagraniaから出たCD『K.PENDERECKI VOL.2』で聴くことが出来ました。
(Polskie Nagrania PNCD018)
なんだかそっけないタイトルとジャケのCDですが、ずいぶん前に出たCDなので、廃盤かも知れません。
あるいはリマスター再発されているかも知れません。
要注意なのは、今店頭で一番見かけるユージン・オーマンディ指揮によるCD(パーシケッティ『ヤーニクルムの丘』とのカップリング)は『キリストの埋葬』しか入っておらず、『~復活』は聴くことが出来ないのです。
たぶん『~復活』も何らかの形でCDとして入手できると思うので、『シャイニング』ファン諸兄姉はぜひチェックしていただきたいです。
ペンデレツキについて記述するときにあんまりキューブリックキューブリック言うと厨な感じがして嫌なのですが、まあご容赦のほどを。
そういえばレディオヘッドのジョン・グリーンウッドに取材したときも、彼がペンデレツキ好きというので、
「僕も『シャイニング』とか『エクソシスト』のサントラでペンデレツキを知ったんですよー」
と言ったら、なんだか見下すような目で見られた気がしました。
ペッ、厨め! と思われたのでしょうか。
全体的に会話がスウィングしない取材だったのを覚えています。ええ~ん。