WWE 2009年日本公演『WWE スマックダウン&ECWライヴ』記者発表会 @都内某所

f:id:yamazaki666:20090529184944j:image

和田アキ子はある程度ちゃんと予習していて、レッスルマニアでアレサ・フランクリンやレイ・チャールズが歌った話題が出たりして、場違い感はなかったです。もし来日公演でリングに上がるなら、

  • グレート・カリに唇を奪われる
  • アキオ&アキ子のタッグを結成
  • サンティーナ・マレラに「実はあたし男なのよ」と言われて激怒、どつく

などをお願いしたいです。

2009年7月7日(火)、8日(水)開場17:30/開始18:30

日本武道館

WWE日本公演特設サイト

SUNN O))): MONOLITHS & DIMENSIONS

日本盤CD、本日発売。

初めてこのアルバムを聴いたのは、4月6日のことでした。音源のネット流出を防止するためにサンプル音源を一切配布しないという方針(最近大物アーティストだとけっこう多い)のため、ディスクユニオン本社での試聴会。

簡単な説明を受けて、CDがプレイヤーにセットされて、1曲目「Aghartha」のイントロがズズンと鳴ったとき「…来たッ!」と身構えて轟音ドローンの襲来に備えました。このまま黙示録の刻までそれが続くのかと思いきや3分台から高いヒスが混入、5分台にアッティラ・チハーの語りが入り、8分を過ぎたあたりでリゲティ風?のストリングスの不穏なざわめきが入ったあたりから大海へと雪崩れ込む飽和点へと向かっていきます。曲が終わる時点でかなり精神的にいっぱいいっぱいになっており、ラストでアッティラが吐き出す息が自分のものとシンクロします。

で、2曲目「Big Church」のイントロ。予備知識なしで聴いたため、あまりの驚愕に自分の足下が揺らぎました(あえてネタバレせず)。そして、そんな心の隙を狙って、重爆ドローンがのしかかってきます。初めて聴いたときはそのまま濁流に押し流されて最後まで行ってしまいましたが、2度、3度と聴くうちに、女性コーラスやブラス、ストリングスなどを導入して”楽曲”の枠組みを明確にしながらもそれを制約とせず、さらに音の地平線を広げていくことに貢献させていることに、”音楽家”SUNN O)))の凄みを実感させられました。

3曲目「Hunting & Gathering (Cydonia)」はスティーヴ・ムーアのトロンボーン・サウンドとディストーション・ギターが織りなすビッグなサウンドがグレッグ・アンダーソンのASCENDを連想させます。火星のシドニア地方を描写した歌詞も「Dark Matter」を思わせたりも。

4曲目でラストの「Alice」はSUNN O)))としては異例の静かな曲調で始まる映画スコア風の曲ですが、それゆえに6分台に入ってくるギター・ノイズが映えます。そしてハープなどをフィーチュアしつつ、余韻を残しながら終わります。

その後SUNN O)))の初心ツアーを挟みながら既に何十回かアルバムを聴いているわけですが、『THE GRIMMROBE DEMOS』のシンプルさと対極にある、SUNN O)))史上最も”構築された””作曲された”作品でありながら、両作品とも結局maximum volume yields maximum resultsという同じベクトルに向かっていることに気づきます。

とかくライヴが大音量だということが取り沙汰される彼らですが(自分もそれを煽った部分がありますが)、音楽家としての真価が発揮されたアルバムだと思います。もちろんSUNN O)))のファンとしては、ズズーンという音が延々と続くという”聴きづらさ”が魅力のひとつであり、取っつきの良い”聴きやすさ”に微妙な違和感をおぼえることも事実ですが、以前書いた「轟音うんぬんを超えて、21世紀において最も重要な音楽作品に近いアルバムのひとつである」という思いは変わりません。

日本盤CDは紙ジャケ仕様で、ヴェラム紙の全面オビ付です。US盤CDがアマゾンで今日時点で1,711円で、定価2,730円の日本盤CDと1,000円も違うため、輸入盤に手が伸びる人も少なくなさそうなのですが、日本盤がたくさん売れるときっとまた日本に来てくれます。『MONOLITHS & DIMENSIONS』ツアーはアッティラとスティーヴ・ムーアも参加するというし、ぜひまた日本で見たいので、先行投資だと思って日本盤を購入していただけると嬉しいです。

2009-05-25

ケーブルの工事がありました。配線が何がなんだか判らなかったり、ネットがなかなか繋がらなかったり、旧プロバイダーをMailの環境設定から削除したら旧プロバイダー時代のメールが全部消えたり、えらく苛立ちます。

1971年のグラストンベリー・フェスティバルを撮った写真家ポール・ミッソ-さんに電話取材しました。

その後Fedexの手配とか。

ROBERT CRAY / CHRIS THOMAS KING / ウシャコダ @JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL(日比谷野外音楽堂)

トップバッターの大西ユカリは日比谷公園のオクトーバーフェストでビールを1杯飲んだら終わっていました。すみません。

オクトーバーフェストといえばショッカーのオクトーバープロジェクト(10月計画)を思い出しますが、

==続きは後で==

映画『Day Night Day Night』

タイムズ・スクエアで自爆テロをやろうとする若い女性が主人公。顔つきからしてあっちの宗教の人を想起させますが、あえてそのへんは触れず、会話も全部英語で行われます。タイムズ・スクエアに向かうところの緊張感がピリピリ皮膚を刺し、彼女だけでなく見ている側まで失禁しそうです。そのぶんラストが脱力な気もします。インディペンデント映画だから仕方ないんだけれども、「インディペンデント映画だから仕方ないんだぴょん」という開き直りが感じられる気がして。

Blues On Later

5月2日、BBC4で放映された『Later… With Jules Holland』のブルース特番。ジュールズ・ホランドが司会を務めて、ゲスト・ミュージシャンとの共演スタジオ・ライヴを行うこの番組にはポール・マッカートニーからビョーク、PORTISHEADまで多彩なアーティストが出演してきましたが(一覧はwikipediaに載っています)、その中からブルース系のものをピックアップ。

こんな内容でした:

1. BBC Intro

2. BB King – Let The Good Times Roll – 1997

3. Otis Rush – Homework (1994)

4. Katie webster – A Little Meat On The Side (1992)

5. Jimmy Vaughan – Boom Bapa Boom (1994)

6. Cassandra Wilson – You Don’t Know What Love Is (1994)

7. Eric Clapton – Reconsider Baby (1995)

8. Bo Diddley – I’m A Man (1996)

9. ZZ Top – Stop Breakin’ Down Blues (1996)

10. Alvin Youngblood Hart – Illinois Blues (1998)

11. Robert Cray – There’s Nothing Wrong (1999)

12. Taj Mahal – The Hoochie Coochie Coo (2000)

13. Buddy Guy – Look What All You Got (2003)

14. Jeff Beck – Drown In My Own Tears (2002)

15. The Big Chris Barber Band with Andy Fairweather Low – Gin House (2008)

16. Seasick Steve – Dog House Boogie (2006)

17. Jools Holland with Ruby Turner – St Louis Blues (2008)

全員素晴らしいけど、ジェフ・ベックとオーティス・ラッシュのギターが研ぎ澄まされていて良かったです。シーシック・スティーヴは意外に淡泊な演奏でした。クリス・バーバーは元気すぎ。

2009-05-21

BBC4は番組編成の人が発狂したらしく、5月1日には『Blues Britannia』と『Blues At The BBC』を立て続けに放映。

5月2日には『Blues At The BBC』を何度も再放映したあげく、ボビー・ブランドのドキュメンタリー番組、ジョン・メイオールのドキュメンタリー番組、FLEETWOOD MACのドキュメンタリー番組、ロング・ジョン・ボールドリーのドキュメンタリー番組、ジュールズ・ホランドが司会の『Later…』ブルース特番、『Blues Britannia』の再放映など、まる1日ブルースづくしでした。

さらに5月9日にはピーター・グリーンのドキュメンタリー番組、エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッドのライヴを放映。スゲエ。

Blues At The BBC

今年5月1日22:30~23:30にBBC4で放送されたブルース系秘蔵映像満載のTV番組『Blues At The BBC』を見ました。昨日の日記に書いた『Blues Britannia: Can Blue Men Sing The Whites?』に続いて放映。BBC4、凄いです。

当日放映されたのはこんなラインアップ。いずれも1曲完全演奏で、下にちょっとしたものしり知識テロップが出る程度です。

1. BBC Intro

2. John Lee Hooker – Boom Boom (1964)

3. Champion Jack Dupree – Chicken Shack Blues (1964)

4. The Kinks – I’ve Got Love If You Want It (1964)

5. T-Bone Walker – Hey Baby (1965)

6. The Pretty Things – Midnight To Six Man (1966)

7. Long John Baldry – Stormy Monday Blues (1968)

8. Delaney & Bonnie (feat. Eric Clapton) – Poor Elijah (1969)

9. Fleetwood Mac – Like Crying (1969)

10. Son House – Death Letter (1970)

11. Stone The Crows – Big Jim Salter (1971)

12. Tony McPhee – Write Me A Few Short Lines (1973)

13. Freddie King – Woke Up This Morning (1975)

14. Eric Clapton – Double Trouble (1977)

15. BB King – The Thrill Is Gone (1989)

16. Pops Staples – Glory Glory Hallelujah (1992)

17. Buddy Guy – Damn Right I’ve Got The Blues (1991)

この手の映像を真面目に追っていないからかも知れないけど、見たことがあるのはFLEETWOOD MACぐらいでした。クラプトンもOld Grey Whistle Test映像っぽいから見たかも。でもかなりレア度が高げな映像が次々と飛び出します。BBCの底力を見せられました。

Blues Britannia: Can Blue Men Sing The Whites?

今年5月1日21:00~22:30にBBC4で放送されたブリティッシュ・ブルースのTVドキュメンタリー番組『Blues Britannia: Can Blue Men Sing The Whites?』を見ました。

90分番組で、以下の人たちがインタビューを受けています。

Keith Richards / Chris Barber / Bill Wyman / Paul Jones / Ian Anderson / Mike Vernon / Pete Brown / Tony McPhee / Dave Kelly / Mick Fleetwood / Jack Bruce / Chris Dreja / Tom McGuiness / John Mayall / Val Wilmer / Phil Ryan / Bob Brunning / Phil May / Dick Taylor / B.B. King / Mick Abrahams

第1部はブリティッシュ・ブルースの原点について。

第二次大戦後の荒廃と再興の時代、規制だらけで若者が抑圧されていた暗い時代(キース・リチャーズが「俺たちゃ戦争に勝ったんじゃなかったのかよ」とこぼします)を背景に、ロンドンの”テムズ・デルタ”でブルースが育まれた話。

1957年にイギリスにはロックンロールの火が燃え上がったけれど、早くも翌58年にはエルヴィスの軍隊入り+リトル・リチャードのキリスト教ボーン・アゲイン+ジェリー・リー・ルイスのロリ近親婚のせいで停滞。その代替品としてブルースが燃え上がったそうです。

当初ブルースはポール・ジョーンズが「ブルースには知識も情報も要らない」、クリス・ドレヤが「ブルースを聴きながら踊りたければ踊ればいい。ファックしたければファックすればいい」、マイク・ヴァーノンが「とにかく一度虫に噛まれたら逃げられない」と語るような、理屈抜きで楽しめる音楽という扱いでした。でも飛びついた観客層はロックンロールのファン層よりも教養のある、ネクタイをして左がかったミドルクラスの白人だったそうで、「秘密サークルのようなものだった」と、サブカル的なものになっていきます。

クリス・バーバーがジャズで成功してからブルースやゴスペルをイギリスに紹介して、シスター・ロゼッタ・サープやマディ・ウォーターズを招聘するなど、ブルースはどこか経済的余裕のある人が扱う音楽みたいな感じだったのですね。

なお1958年、マディが初渡英したとき、アコースティックでなくテレキャスを弾いていたため、”純粋な”ブルース・ファンからブーイングが飛んだそうです。それで2度目に渡英した際にアコースティックを持ってきたら、観客はすっかり電化ブルースに慣れていたため、「アコースティックなんて地味じゃん」とブーイングされたとか。

1964年に訪英したマディがマンチェスター駅ホームで演奏するビデオ・クリップも作られたそうで、その一部を見ることが出来ます。

あとブルースが支持された理由として、マディ・ウォーターズとかハウリン・ウルフとかブルースメンの名前がかっこいいから、というものも挙げられています。また、歌詞が判らないのも魅力だったとか。キースがブルースメンの変な歌い方を真似しますが、あんたの話し方も十分変だと思います。

そんなわけでロンドンのチャイナタウンの機械部品屋の地下でブルースのレコードを売り始めたりして、ブルース文化は広がっていきます。その最大の貢献者はシリル・デイヴィス、そしてアレクシス・コーナーでした。ポール・ジョーンズは「アレクシスはギタリストよりもシンガーよりもcatalyst(触媒)として重要だった」と語っています。

第2部はTHE ROLLING STONESらの成功によるブルースのメインストリーム化について。

1964年11月、TV番組『Ready Steady Go!』で彼らが「Little Red Rooster」を演奏したのが発火点だったと論じています。

そしてTHE ANIMALS、THEM、THE YARDBIRDSらが台頭しますが、そのうちアメリカ黒人のブルースを模倣するのに留まらず、イギリスならではのヒネリを加えるようになっていきます。THE PRETTY THINGSは「Big Boss Man」を3倍速でプレイしたり、THE YARDBIRDSは意識的にSTONESと異なった音楽をやるのだと「The Train Kept A Rollin’」を演ったり、マンフレッド・マンもブルースとメインストリーム・ポップをクロスオーヴァーさせたりしました。

当時はまだレコーディング・エンジニアが白衣を着ていたような時代だったため、フィードバックとかディストーションを修正されたりして大変だったようです。

イギリスの若手ミュージシャン達は研究熱心でもあり、アメリカ黒人ブルースメンが訪英するとバックを務めて、本場のブルースを吸収しています。THE GROUNDHOGSはジョン・リー・フッカーと演奏して一種テレパシーのようなものを感じたそうです。また、ハウリン・ウルフは2小節ぐらいリハして、「いいんじゃないの」とそのまま本番ライヴに及んだそうです。

彼らはまたアメリカの公民権運動にも関心を持っていました。

イギリス全土にブルースが広まったのは、評論家のポール・オリヴァーや写真家のヴァル・ウィルマーの功績も大きいそうです。

こうしてブリティッシュ・ブルースはアメリカへの逆輸入を果たすのでした。

第3部はイギリスの若手ミュージシャン達が自作曲を書くようになったことによる、ブルースとロックの分岐点について。

筆頭に挙げられるのはエリック・クラプトンで、JOHN MAYALL’S BLUESBREAKERSでの『BLUESBREAKERS WITH ERIC CLAPTON』(1966)によって、第1次よりもコアな第2次ブルース・ブームを巻き起こしますが、「ブルースに敬意を払いながら新しいイギリス音楽を創る」ことを主眼とするCREAMを結成します。

クラプトンの後任としてBLUESBREAKERSに加入したピーター・グリーンは脱退後FLEETWOOD MACを結成しますが、初期はピュアなブルース路線でTHE BEATLESやSTONESを凌ぐセールスを記録しながらも、サイケデリアの到来によって異なった方向に進んでいきます。

JETHRO TULLも最初はブルース色が濃かったけれど、よりプログレッシヴな方向を志すイアン・アンダーソンと純ブルースを愛好するミック・エイブラムズに亀裂が生じ、エイブラムズは脱退するのでした。

そうして1960年代が終わり、TEN YEARS AFTERやLED ZEPPELINによってブルースの舞台はスタジアム規模になっていくのでした。おわり。

とても面白く勉強になったので、ぜひDVD化して大勢の人が見れるようになって欲しいです。

NADJAディスコグラフィ

作ってみました。暫定版。

「NADJAはいろいろありすぎて、どれが良いのか判らん」という方、少しでもヒントになったら嬉しいです。

ここ2ヶ月ぐらい完成させようとしていたのですが、ちっともはかどらないので、未完成のまま公開します。これから少しずつ穴を埋めていきます。すみません。

同じタイトルのアナログ盤を除けば、だいたいこれで網羅しているのではないかと思いますが、抜けがあったらぜひご指摘下さい。ご意見やご質問などもどうぞ。

エイダン・ベイカーのソロとかは何枚か押さえたけど全然フォローしきれていないのでパス。

MONO / PELICAN / LITE / world’s end girlfriend @ Raid World Festival 恵比寿リキッドルーム

もの言わずとも雄弁な4バンド。満喫。楽しかったです。

PELICANのライヴ会場限定CD『EPHEMERAL』にEARTHのカヴァー「Geometry Of Murder」(オリジナルは『SUNN PS AND SMASHED GUITARS』収録)が入っていておおっ!と思ったら、ライヴでもやってくれました。PELICAN流に咀嚼されていて見事。なお『EPHEMERAL』のTokyo Raid World Versionは50枚限定。うちのは#32です。僕が17:20分頃に買ったときはまだありましたが、終演後人だかりがしていたので、たぶん売り切れたと思います。全部で1,000枚プレスしていて、他会場ヴァージョンも作られるのでしょうが、それが別ジャケなのか、単にインサートが異なるだけかは判りません。あとアナログ盤がSouthern Lordから出るそうです。

Bliss In Concrete / Embedding The Moss / Ephemeral / Far From Fields / Geometry Of Murder / Australasia / The Woods

CRANK: HIGH VOLTAGE

f:id:yamazaki666:20090515222517j:image

たぶん邦題は『アドレナリン2』とかになるでしょう。2006年ベスト映画『アドレナリン』の続編!

アクション運転ハゲの名を欲しいままにするジェイソン・ステイサムが今回も主演。あれっ前作の最後で高所から落ちて死んだじゃん!と思われるでしょうが、人工心臓を移植して生き返ります。でもこの映画が素晴らしいのは、「それってなんて『キングコング2』?」とかツッコむような賢明な映画ファンではなく、イエーとかガッデムとかファックとか言っている頭の悪い人を対象にしているところです。ストーリーも前作をまんま踏襲。前作は絶えずアドレナリンがハイな状況でなければ死んでしまうという話でしたが、今回は絶えず人口心臓に電流を注入しないと死んでしまいます。というわけであちこちで充電するわけですが、どこにも電源がない!とすると摩擦で静電気を起こすしかない!…となれば、前作の中華街のシーンを覚えている方なら容易に想像がつきますね。もちろん前作同様ストリートギャングとか裸の姉ちゃんとかがたくさん出てきます。最初の手術シーンの無茶苦茶ぶりだけで気が遠くなるエクスタシーを感じます。そして今回は睾丸殴打が超増量です。『スタートレック』でカーク船長が崖から落ちそうになるぐらいしょっちゅう睾丸を蹴られたり殴られたり階段の手すりで打ちます。血もいっぱい出ます。超くっだらない昭和怪獣特撮映画のパロディもあります。

アクション運転ハゲの脇を固めるキャストも豪華です。彼の心臓を狙うチャイニーズ・マフィアの長老がデヴィッド・キャラダインなのはいいとして、AV地位向上デモに出くわすシーンではロン・ジェレミー、ニック・マニング、ジェナ・ヘイズという本職の方々がデモを繰り広げます。関係ないけどジェナ・ヘイズは公式サイトのビデオで流れる曲が超かっこいいです。あと『ビキニ・バンディッツ』のポコチンサタンでもおなじみTOOLのメイナード・キーナン、前作にも出ていたLINKIN PARKのチェスター・ベニントン、あとUFC常連のキース・ジャーディンがチョイ役で出ています。ロイド・カウフマンも出ているそうですが、どこだか判りませんでした。そして少年時代のアクション運転ハゲのママがSPICE GIRLSのジェリ・ハリウェル!

それで唐突に音楽はマイク・パットンです。ちゃんとした映画スコアですが、コード進行とかでパットン節の香りが漂います。サントラ盤も出ています。

しかし最強のインパクトを誇るのはクラブのシーンで流れるDICKHEADZ「Suck My Dick」です。一瞬しか流れないけど、この曲が主題歌みたいなものです。聴いてみて気に入ったら、この映画は絶対気に入ります。というかこのブログでネタにしているようなものをお好きな方なら見ないと心肺停止の超傑作。絶対見ましょう。前作も絶対見ましょう。卍サックマイマザファッキンディック卍

EAGLE TWIN / NIGHT TERROR split 7”

ICEBURN~ASCENDのジェントリー・デンズリーの現在のバンドEAGLE TWINと、やはり元ICEBURNのジャレド・ラッセルのNIGHT TERRORのスプリット7″が出ました。両方ともこれが初リリースだと思います。Red Light Soundレーベルから限定200枚オレンジ盤。

ジェントリーは現SUNN O)))のグレッグ・アンダーソンと浅からぬ縁で、ICEBURN時代にグレッグのENGINE KIDとスプリットを出したり、2人でASCENDを結成して『AMPLE FIRE WITHIN』を出したりしていますが、EAGLE TWINの初フルレンス作もSouthern Lordから出るのだそうです。スローでドゥームな、しかしメタル色の薄い「I Dreaded That First Robin, So…」を提供していて、バンドの方向性を予見させます。でも録音のせいかマスタリングのせいか盤質のせいか、とにかく音が悪いです。同曲がアルバムに収録されるならばこの7″は要らない気がしますが、収録されるかどうか、されたとしてもテイクが同じかまだ不明です。

一方のNIGHT TERRORの「Feral Children」はアナログの針を変なところに下ろしてしまったのかと一瞬思ってしまうノイズ音源。ご丁寧に最後が無限ループになっています。